イタリア言の葉

2年半ぶりに再開しました。イタリア生活22年のフリー通訳・翻訳者が北東の町パドバより発信する「社会派」ブログ

トラックバックは承認制になっていますので、過去記事にいただく時は(確認が遅くなりますので)コメントで一言お知らせください。
<< October 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | permalink | - | -
<< 明るい話題がない | main | エティカル・ゴールド >>

市長へのEメール

日本に比べるとまだまだ遅れていますが、イタリアの各市もオンライン行政に取り組んでいます。市のサイトにはつき物の「市長へのメール欄」を使って、実際にどのくらいの市長(スタッフ)が市民のメールに目を通しているのかを実験した、なかなか興味深い記事を読みました。

掲載されていたのはいつものようにイタリア経済新聞、11日付の記事です。架空の住所氏名を使ってイタリアの10市長とロンドン・パリの両市長あてに、公園の犬専用スペースの不備(設けられていない市では不在)を訴える苦情メールを送り、何日で返事が来るかを実験したものです。

イタリアの10都市とはミラノ・ローマ・ナポリ・フィレンツェ・レッジョカラブリア・トリノ・サレルノ・ボルツァーノ・バリ・メッシーナでした。

このうち全く返事がなかった市がフィレンツェ・レッジョカラブリア・サレルノ・メッシーナ。市のサイトから市長へのメールを送るシステムがないのがローマとトリノとバリで、その代替となる市の窓口宛のメールに、ローマとトリノからの返事は帰ってこなかったそうです。

返答があった市はのうち、バリ市の市長秘書官からは「動物愛護課へのメール送付」を進める返答が、ミラノは5日後に市長スタッフから担当課へ転送したと言う返答が、その6日後に直接の担当機関の連絡先を告げるメールが送られてきたそうです。

なんとなくマイナスの先入観を持っていましたが、ナポリからはなんと同日中に市の職員が「市のサイトをご訪問頂きありがとうございました。」という書き出しで、「担当課へ転送した」旨の返答をよこしたそうです。続いてすぐ「市内唯一の公園内犬専用スペースが現在修復作業のため閉鎖中である。」と告げる丁寧なお詫びメールも送られてきたとか。

市長自ら返答したのがボルツァーノ。4日後に「スタッフにメールの内容を伝え、対処するように申し伝えました。」という市長からの返答メールが来たそうです。

さて他国の市長はと言えば、ロンドン市長は全く返答なし。パリでは公園課の職員から「犬専用スペースを設けているパリ市内の公園リスト」が返送されてきたと書いてありました。

大都市はそれだけ市長宛のメールが多いと予想されますので、市長自ら返答したのは住民数が少ないボルツァーノだけというのは納得できます。そして民間でもサイトから送ったメールに返答をくれるところは半分以下の感覚がありますので(サイト作りっぱなしで管理をしていない感じ)、10市中6市から返答なしなのは予想範疇でしょうか。

にほんブログ村 海外生活ブログへランキングに参加しています。応援にこのバナーをワンクリックしていただけると嬉しいです。
Società (社会) | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

スポンサーサイト

- | permalink | - | -

この記事に対するコメント

コメントする









この記事のトラックバックURL
http://ita-kotonoha.jugem.jp/trackback/376
この記事に対するトラックバック