イタリア言の葉

2年半ぶりに再開しました。イタリア生活22年のフリー通訳・翻訳者が北東の町パドバより発信する「社会派」ブログ

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明るい話題がない

久しぶりの更新でこんな話題ですみません。書こうかずいぶん迷ったんですが、現実には違いありませんので。

ニュースとはそういうものかもしれませんが、最近明るい話題が全くありません。目や耳から入ってくるのは、不況や失業の話題ばかり。ベルルスコーニ首相は「イタリアは不況に耐えて、さらに強力になる!」とポジティブ発言を続けています。

それにしても、「2010年までにEU域でさらに600万人が失業!」とか、「景気回復は2010年以降まで望めない」とか。挙句の果てには「イタリア国家は財政破綻!」の縁起でもない予想をする海外紙まであり、どう考えても先行き暗い感はぬぐえません。

ついにはベルル首相「マスコミのニュースを鵜呑みにしてはならない。新聞などはあまり読まないほうが良い。」とまで言ったそうです。

実感として「不況」に危機感を抱いている人は、まだそれほど多くない様に思います。それでも連日のニュースであおられるのか、アンケートなどに「今後出費を抑える。」または「貯蓄に励む。」と答える人が増えているそうです。

一般イタリア人が抑える出費の主なものは「外食と旅行」。この2業界は見通し暗いですね。

具体的な景気対策としてイタリア政府が打ち出しているのは、「住宅建設」と「公共事業発注」。所は変わっても、景気テコ入れ策と言うのは、あまり変わらないようです。

日本では個人消費を伸ばす目的で「定額給付金」の支給が始まっているようですね。イタリア経済新聞に「日本政府の施し金」という見出しで載っていました。普段日本の記事にこのような皮肉った見出しはついていませんので、今回はまた意地の悪い見方をしたものです。

「施し金」と言われてパッと私の頭に浮かぶのは、イタリア政府が去年の秋に試みた「ソーシャルカード」。

年金生活者や低所得家庭に2ヶ月に一回80ユーロ、一年間に480ユーロが振り込まれる一種のプリペイドカード。光熱費の支払いや食料品の購入に使えるはずでしたが、上手く機能しないことが多々あり普及しなかったようです。

「持っているのは貧乏人の証」と恥ずかしがる人が多かったのも不評の一因。一般のイタリア人には使えないソーシャルカードより、定額給付金のような現金支給のほうが好ましかったはずです。


Novita (最新情報) | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

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