イタリア言の葉

2年半ぶりに再開しました。イタリア生活22年のフリー通訳・翻訳者が北東の町パドバより発信する「社会派」ブログ

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イタリアオリンピック委員会の援助金割当て

閉会式も幕を閉じ、オリンピックの話題もいい加減に終わりにしたいと思いますが、もうひとつだけ。

イタリアでスポーツといえば「サッカー」。プロサッカー選手の報酬や知名度・人気の高さ、サッカーTV中継の放送枠、マスコミの報道、どれをとっても他のスポーツとは桁違いの特別待遇を受けています。

今回のオリンピックで3連覇を達成したフェンシング女子のヴェッツァリ(Vezzali)選手が「セリアAの選手は移動にビジネスクラスが保障されても、『ただの』オリンピック選手はエコノミークラス。」と皮肉ったように、イタリアオリンピック委員会も何故かサッカーと他のスポーツへの待遇に大差をつけています。

イタリアオリンピック委員会が2008年度に全てのスポーツ分野に割り当てた援助金総額が2億3400万ユーロ。そのうち8100万ユーロがイタリアサッカー協会向けで、残りの額を「その他」44分野のスポーツが分配する計算になるそうです。

サッカー以外は全て「マイナースポーツ」扱いといっても過言ではない不公平ですが、イタリアではこれがまぎれもない現実。オリンピックの機会のみ、つまり4年に1回しか全国ネットで中継されない競技がほとんどで、アスリートもほぼ全員が「無名」の存在に留まるのです。

援助金の34%近くを割り当てられたサッカーチームは、今回フィオレンティーノ所属などのセリエAの選手を送り込み、強豪チームとの対戦がないという幸運なトーナメントにもかかわらず、無名のベルギーチームに撃退され、散々な結果に終わりました。

それでも長年続いてきた「サッカー王国」の傾向はすぐには変わらないかもしれません。それでも今回のオリンピックで、援助金の割り当ても少なく、知名度も低く恵まれない環境で地道にトレーニングを続けてきた「グレコ・ローマン式レスリング」や「女子柔道57キロ級」で金メダルを獲得しています。

メダルの数は各連盟が受け取る援助金額に直接影響してくるそうですし、金メダルが持つマスコミへの波及効果もかなりのものです。トリノオリンピックでフィギュアスケートへの関心が以前とは比べ物にならないほど高まったように、4年に1度のオリンピックを機会に、サッカー以外のスポーツへの関心が少しずつでも広まると良いのに、と思います。

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