イタリア言の葉

2年半ぶりに再開しました。イタリア生活22年のフリー通訳・翻訳者が北東の町パドバより発信する「社会派」ブログ

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イタリア中の高校・大学生が授業ボイコット

我が家のまん前には、理数系の高校(Liceo scientifico)と商業高校(Ragioneria)が一つの敷地に同居しています。

おかげで朝昼の登校・下校時、前の道は子供を迎えに来る父兄の自家用車とバイクや自転車が氾濫して大混雑です。

それにしても今朝の騒音は異常だったのでテラスに出てみたところ、こんな状態。

今日は全国の高校・大学生が、教育相が導入した「教育制度改革」に抗議して、授業のボイコットと抗議のデモ行進をする日だったのです。

うちの前でも、メガホンを持った実行委員らしい女生徒が「今から各自駅前に移動し、市庁舎前までデモ行進をします。」と叫んでいます。

ローマやミラノを筆頭に、全国130の都市で学生の授業ボイコットとデモ行進が行われました。

前の右翼連合政権時代も「教育制度改革」が行われ、そのときにも学生が大規模な抗議デモを行った覚えがあります。

今回の改革で抗議されているのは、
1 教育関係予算の減額で、ただでさえお粗末な学校の設備や老朽校舎が一段と悪化。
2 合格点に満たない科目がある高校生は、学校が設ける補習コースなどで年度内に必修全教科が合格点に到達しないと進級できない。
3 大学に「定員制」(入学試験が行われる)の学部を増やす。

の3点です。

1番はともかく、2番など、義務教育ではないので、落第点を取ったら進級できないのは当たり前ではないか、と思います。この制度を導入するからには不合格点を取る生徒が目に余るほどなのだと想像できます。

3番も、現状では一部の学部を除いて誰でも大学に入学できるけれど、卒業までたどり着くのは20%前後なので、最初にハードルを設けて入学者をふるいわけることは理にかなっている気がします。

なるほど、教育の機会均等、という趣旨には反することになりますが・・・・

「授業ボイコット」も労組のストライキと同じSciopero(ショーペロ)という言葉をあてますが、10代のうちから、こういうことばかり上手く組織できるようになるのもなんだかな、と複雑な気がします。

というのも、イタリアでは労働組合のストライキが非常に多く、各業種のスト数を合計して平均値を取ると、一日あたり3件以上のストライキが行われているそうなのです。


オンラインニュースにアップされていたこの写真を見ても、切羽詰った感じはなく、みんな結構楽しそうではありませんか。

抗議デモやストライキは何故か必ず週末に行われるのを見ても、授業や仕事をサボる格好の口実のような気がしないでもありません。


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